杳々ようよう)” の例文
かつて知らなかった男の杳々ようようとした思いが、どんなに私をなみだっぽくかなしくした事であろう。
清貧の書 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
その上方に日本アルプスの北部が杳々ようようとして最後の背景をなしている、また兎、中、駒、八海、荒沢、大鳥岳の連嶺は数十条の残雪を有していて、蒲原かんばらの平野も日本海も脚下に開展している
平ヶ岳登攀記 (新字新仮名) / 高頭仁兵衛(著)