“本銀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほんぎん50.0%
もとかね16.7%
ほんしろがね16.7%
もとしろがね16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだあるよ。淺草馬道の壽滿寺じゆまんじでは、狩野法眼元信の高士觀瀑かうしくわんばくの幅が盜られ。日本橋本銀ほんぎん町の阿波屋藤兵衞は雪舟の秋景山水の六曲一さう屏風びやうぶがやられてゐる」
おおかた、今夜は本銀もとかね町の白旗金神か、本所四ツ目の生き埋め行者のほうへでも、同じ仲間が人を替え手を替えてのろい参りにいったろうよ。
本銀ほんしろがね町の阿波屋三郎兵衛、独り娘お由利が長の患いで、一度は医者にも見放されたのが不思議な切っかけで本服し、今では以前の美しさも健やかさも恢復した喜びに
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
その上今から三日前の夕刻、父親のことを心配して本銀もとしろがね町の叔父のところまで相談に行った娘のお袖は、帰りみち不思議な駕籠に乗せられて、どこともなくつれて行かれたという騒ぎです。