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木賃宿
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きちん
ふりがな文庫
“
木賃宿
(
きちん
)” の例文
汚い
木賃宿
(
きちん
)
だの、馬飼の馬小屋だの、その前に立って
罵
(
ののし
)
っている侍だの、川魚を桶にならべて売る女だの、雑多な旅人の群れだのが、秋の
蠅
(
はえ
)
と一緒になって騒いでいる。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
江戸へつくと、百は、場末の
木賃宿
(
きちん
)
に泊りこんで、あくる日から、小柄の売口をさがしあるいた。——といっても、破門された体なので、刀屋や
本阿弥
(
ほんあみ
)
すじへは、向けられない。
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卯木と元成は、いちど
木賃宿
(
きちん
)
へもどった。——そして
旱
(
ひでり
)
の夏の一日も、ようやく冷ややかに暮れ沈んできた頃、また出直して、昼の
槐
(
えんじゅ
)
の木の下で、約束の
兼好
(
けんこう
)
が来るのを待っていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“木賃宿”の意味
《名詞》
木賃(宿泊者が自炊するための薪代)を払い宿泊する安い宿。
宿泊料が安い宿。
(出典:Wiktionary)
“木賃宿”の解説
木賃宿(きちんやど)は、日本の宿泊施設の種類の一つ。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
賃
常用漢字
小6
部首:⾙
13画
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
“木賃”で始まる語句
木賃
木賃泊
木賃旅籠