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有余
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ありあま
ふりがな文庫
“
有余
(
ありあま
)” の例文
旧字:
有餘
折悪
(
おりあし
)
く一人の
宿直士
(
とのい
)
、
番士
(
ばんし
)
の影も見えぬ。警護の
有余
(
ありあま
)
つた
御館
(
おやかた
)
ではない、分けて
黄昏
(
たそがれ
)
の、それぞれに
立違
(
たちちが
)
つたものと見える。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
そのくらいの事をと
他
(
ひと
)
から笑われるようなこんな小さな場合ですら、彼はすぐ動く気になれなかった。家には現に金がある、お延に対して自己の体面を保つには
有余
(
ありあま
)
るほどの金がある。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大宮君もその時には
有余
(
ありあま
)
った金がなかったそうで、外から借入れてわざわざ送ってくれたのだそうです。まあその金で始末をしてどうにかカルカッタまで帰ることが出来たような訳です。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
“有余”の意味
《名詞》
有余(ゆうよ)
余った残り。余分。
(出典:Wiktionary)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
“有余”で始まる語句
有余年