“曾與”の読み方と例文
読み方割合
そよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊丹屋の若旦那へ、ある事無い事き付けて、お舟さんとの間を割いたのは千三つ屋の文吉だ。私は文吉が憎かつた、お曾與そよも憎かつた。
「よし/\、いゝ心掛けだ、——ところで和助、——お前はお曾與そよを殺したに違ひあるまいが——何で殺した」
「その上兄の勘三郎は、お曾與そよと仲が良かつた。伊丹屋へ嫁に行く話の始まる前は、妹のお袖の友達でもあり、ツイ冗談の一つも言ひ合つた仲だといふから、どんな事がないとも限らない」