曲直瀬道三まなせどうさん)” の例文
なぜかこの眼の前にはあざむけないものを感じさせられる。曲直瀬道三まなせどうさん、名は正盛まさもりあざな一渓いっけい。当代かくれのない名医であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、歩みながらささやいたが、光春はやがて曲直瀬道三まなせどうさんのすがたを見て近づくと、むしろ僥倖ぎょうこうのように
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、曲直瀬道三まなせどうさんは、部将の山部主税のおもてを見ているのみで、そのひとみもうごかさなかった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)