曙色しょしょく)” の例文
時人じじんの心理は、まさに今、夜の明けたような曙色しょしょくを欲していた。明るさに向ったときは明るい色を、身にも世間にもいろどりたいのが本能だった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)