“是処迄”の読み方と例文
読み方割合
こゝまで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よひ勤行おつとめも終る頃で、子坊主がかん/\鳴らすかねの音を聞き乍ら、丑松は蓮華寺の山門を入つた。上の渡しから是処迄こゝまで来るうちに、もう悉皆すつかり雪だらけ。羽織の裾も、袖も真白。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)