栂尾とがのお明恵上人みょうえしょうにん(高弁)は摧邪輪さいじゃりん三巻を記して撰択集せんじゃくしゅうを論破しようとした。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
窓の外をこがらしが吹く音をききながら寝ていると、自分が非常な高処たかみに巣をつくっているような気がしてきて妙だそうである。また樹上に坐禅を組んだという栂尾とがのお明恵上人みょうえしょうにんのことがしのばれるという。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)