“摧邪輪”の読み方と例文
読み方割合
さいじゃりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
播磨の国朝日山の信寂房はやはり法然のお弟子であったが、明恵上人の摧邪輪さいじゃりんを破る文をつくり著わしたが、義理明晰をもって聞えている。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いうまでもなく師の法然上人のお書きになった、選択本願念仏集せんじゃくほんがんねんぶつしゅうの中にある教理をつかまえて、それを反駁はんばくしているのが、明慧の摧邪輪さいじゃりんなのじゃないか」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
栂尾とがのお明恵上人みょうえしょうにん(高弁)は摧邪輪さいじゃりん三巻を記して撰択集せんじゃくしゅうを論破しようとした。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)