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摧邪輪
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さいじゃりん
ふりがな文庫
“
摧邪輪
(
さいじゃりん
)” の例文
播磨の国朝日山の信寂房はやはり法然のお弟子であったが、明恵上人の
摧邪輪
(
さいじゃりん
)
を破る文をつくり著わしたが、義理明晰をもって聞えている。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「いうまでもなく師の法然上人のお書きになった、
選択本願念仏集
(
せんじゃくほんがんねんぶつしゅう
)
の中にある教理をつかまえて、それを
反駁
(
はんばく
)
しているのが、明慧の
摧邪輪
(
さいじゃりん
)
なのじゃないか」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
栂尾
(
とがのお
)
の
明恵上人
(
みょうえしょうにん
)
(高弁)は
摧邪輪
(
さいじゃりん
)
三巻を記して
撰択集
(
せんじゃくしゅう
)
を論破しようとした。
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
摧邪輪
(
さいじゃりん
)
」三巻
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“摧邪輪”の解説
摧邪輪(ざいじゃりん)とは、鎌倉時代初期の建暦2年(1212年)、華厳宗中興の祖といわれる明恵上人高弁が法然が撰述した『選択本願念仏集』に対し、それを邪見であるとして反駁するために著述した仏教書。全3巻。書名は「邪輪(よこしまな法説)を摧(くだ)く」の意。原文は漢文。
(出典:Wikipedia)
摧
漢検1級
部首:⼿
14画
邪
常用漢字
中学
部首:⾢
8画
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
“摧邪輪”で始まる語句
摧邪輪荘厳記