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旺然
ふりがな文庫
“旺然”の読み方と例文
読み方
割合
おうぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おうぜん
(逆引き)
ことに、彼から情人リザベッタを、権力と手段とで奪って行こうとするダシコフの態度に対する憎悪が、
旺然
(
おうぜん
)
と湧いてくるのを制することができなかった。
勲章を貰う話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
旺然
(
おうぜん
)
として物の
吼
(
ほ
)
ゆる声が起りました。これは獣の吼ゆる声。この場の人間どもの怒号、叫喚、愚劣、迷乱を
叱咤
(
しった
)
するようにも聞きなされて、思わず身の毛をよだてるほどの一声でありました。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
信一郎は、差し出されたその時計を見たときに、その時計の胴にうすく残っている
血痕
(
けっこん
)
を見たときに、
弄
(
もてあそ
)
ばれて
非業
(
ひごう
)
の死方をした青年に対する義憤の情が、
旺然
(
おうぜん
)
として胸に
湧
(
わ
)
いた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
旺然(おうぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
旺
常用漢字
中学
部首:⽇
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“旺”で始まる語句
旺
旺盛
旺溢
旺勃
旺秋
“旺然”のふりがなが多い著者
中里介山
菊池寛