早稲ワセ)” の例文
旧字:早稻
伊勢の神宮に早稲ワセ走穂ハツホを奉る祭りであると考へられて居る。天子様の新嘗に先立つて行はれる。此より前の六月と十二月とにも同様な行事が行はれる。神今食といふのが其である。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鳰鳥ニホドリの葛飾早稲ワセニヘすとも、そのカナしきを、に立てめやも(同)
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)