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旗本
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ぱたもと
ふりがな文庫
“
旗本
(
ぱたもと
)” の例文
江戸は
本所
(
ほんじょ
)
の方に住んでおられました人で——本所という処は余り位置の高くない武士どもが多くいた処で、よく本所の
小
(
こ
)
ッ
旗本
(
ぱたもと
)
などと江戸の
諺
(
ことわざ
)
で申した位で
幻談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
勘定奉行は重任だ、大蔵卿だからな。
公卿
(
くげ
)
の大蔵卿は名前倒れの看板だが、傾きかけた幕府の大台所を一手に
賄
(
まかな
)
う役目は重いよ、辛いよ。
小
(
こ
)
っ
旗本
(
ぱたもと
)
の家にしてからが、勘定方は辛いぞ。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“旗本”の解説
旗本(はたもと)とは、元来は戦場で主将の旗下にあって主将を護衛する武士団のことを指す。
一般的には江戸時代の徳川将軍家直属の家臣のうち石高が1万石未満で御目見以上の家格だった武士の身分を指す。主人は殿様(大名と同様)、正妻は奥様と呼ばれた。
これに対し、御目見以下の家臣は御家人という。
(出典:Wikipedia)
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
“旗本”で始まる語句
旗本奴
旗本輩
旗本屋敷
旗本退屈男