“ぱたもと”の漢字の書き方と例文
語句割合
旗本100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸は本所ほんじょの方に住んでおられました人で——本所という処は余り位置の高くない武士どもが多くいた処で、よく本所の旗本ぱたもとなどと江戸のことわざで申した位で
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
勘定奉行は重任だ、大蔵卿だからな。公卿くげの大蔵卿は名前倒れの看板だが、傾きかけた幕府の大台所を一手にまかなう役目は重いよ、辛いよ。旗本ぱたもとの家にしてからが、勘定方は辛いぞ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)