“施療院”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せりょういん50.0%
せれうゐん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは築地つきじの、市の施療院せりょういんでのことですが、その病院では、当番の鈴木、上与那原かみよなはら両海軍軍医少佐しょうさ以下の沈着なしょちで、火が来るまえに、看護婦たちにたん架をかつがせなどして
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
傳染病に怖氣おぢけのついた、意地惡いぢわるの管理人が逃げてしまつて、ロートン施療院せれうゐんの看護婦長だつた、彼女の後任者は、まだ新しい家のきまりに慣れてゐないので、比較的にもの惜しみをないでまかなつた。