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散茶女郎
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さんちゃじょろう
ふりがな文庫
“
散茶女郎
(
さんちゃじょろう
)” の例文
求馬はその頃から人知れず、吉原の
廓
(
くるわ
)
に通い出した。
相方
(
あいかた
)
は
和泉屋
(
いずみや
)
の
楓
(
かえで
)
と云う、
所謂
(
いわゆる
)
散茶女郎
(
さんちゃじょろう
)
の一人であった。が、彼女は勤めを離れて、心から求馬のために尽した。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
声の主は笑止なことに身分柄もわきまえず、
大身
(
たいしん
)
旗本のこの名物男早乙女主水之介に、もう久しい前から及ばぬ恋慕をよせている、そこの淡路楼と言う家の
散茶女郎
(
さんちゃじょろう
)
水浪
(
みずなみ
)
でした。
旗本退屈男:01 第一話 旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
“散茶女郎”の解説
散茶女郎(さんちゃじょろう)は、江戸、吉原の遊女の階層の1つである。揚屋入りはせず、その家の2階で客を取った。太夫・格子女郎の次の階級で、埋め茶女郎の上位。安永(1772 - 1781)ごろ、太夫・格子が絶えてからは最上位。のちに、呼び出し・昼三(中三)・付け回しに分かれた。
(出典:Wikipedia)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画