“敏外”の読み方と例文
読み方割合
びんがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその親玉の敏外びんがいという奴は、自分の昔馴染むかしなじみの友達であった。だが、ここには、その親玉の坊主はいない。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
千隆寺の住職——その名を敏外びんがい——というこの男は、姓を足立といって、本所の林町で相当の旗本の家に生れ、不良少年時代には、主膳と肩を並べて、押歩いた仲間の一人でありました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)