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放縦不羈
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ほうじゅうふき
ふりがな文庫
“
放縦不羈
(
ほうじゅうふき
)” の例文
中には、夫人の死を、妖婦カルメンの死に比しているものもあった。夫人の華麗奔放、
放縦不羈
(
ほうじゅうふき
)
の生活を伝聞していた人々は、新聞の報道を少しも疑わなかった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
個人の行動が
放縦不羈
(
ほうじゅうふき
)
になればなるほど、個人としては自由の悦楽を味い得る満足があると共に、社会の一人としてはいつも不安の眼を
睜
(
みは
)
って他を眺めなければならなくなる
文芸と道徳
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
胎教とて、妊娠時にも、坐作進退の
些事
(
さじ
)
より、一切の心得について一向厳正なれとのみ教え、
而
(
しか
)
して女子に対してかくの如き要求をあえてする男子の所行
如何
(
いかん
)
と顧みるに、甚だ
放縦不羈
(
ほうじゅうふき
)
である。
婦人問題解決の急務
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
彼らの或者は今現にこれを実行しつつある。してみれば
放縦不羈
(
ほうじゅうふき
)
を生命とする芸術家ですらも時と場合には組織立った会を起し、秩序ある行動を取り、統一のある機関を備えるのである。
中味と形式
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
放
常用漢字
小3
部首:⽁
8画
縦
常用漢字
小6
部首:⽷
16画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
羈
漢検1級
部首:⽹
24画
“放縦不”で始まる語句
放縦不覊