損害そこなひ)” の例文
彼は逐はれて後チェーザレに説き、人そなへ成りてなほためらはゞ必ず損害そこなひをうくといひてその疑ひを鎭めしことありきといふ 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼は己の最大いとおほいなる罪より來る損害そこなひを知る、此故にこれを責めて人のなげきを少なからしめんとすともあやしむに足らず 四六—四八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されどこの事速かに起りてナイアーデとなり、羊、穀物こくもつ損害そこなひなくしてこのむづかしき謎を解かむ 四九—五一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
また復讐を貪るほどに損害そこなひを怨むとみゆる者あり、かゝる者は必ず人の禍ひをくはだつ 一二一—一二三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)