掣肘ひかれ)” の例文
昨日きのうまでは叔父の家とは言いながら食客いそうろうの悲しさには、追使われたうえ気兼苦労而已のみをしていたのが、今日はほか掣肘ひかれる所もなく、心一杯に勉強の出来る身の上となったから
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)