授翁和尚じゅおうおしょう)” の例文
京都みやこで聞えている薬師くすしの店のあるじだと云った。妙心寺のお書付も所持しているし、授翁和尚じゅおうおしょうもよく存じ上げている。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに移り住むまでは、観心寺かんしんじにもいて、また、良人とは道契どうけいのふかい妙心寺の授翁和尚じゅおうおしょうとも親しく、自然、彼女も信仰にあつかったが、有憂無憂うゆうむゆう仏華ぶつげ後世ごせのながめであった。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)