拙宅せったく)” の例文
壮二君は今、拙宅せったくのつめたい地下室にとじこめられて、暗やみの中でシクシク泣いております。壮二君こそ、あののろわしいわなをしかけた本人です。これくらいのむくいは当然ではありますまいか。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)