拇指大ぼしだい)” の例文
たゞに国文をじゆするのみではなく、支那の典籍にも通じてゐた。現にめぐむさんの姉良子よしこ刀自は、たかが子に授けむがために自ら書した蒙求まうぎうを蔵してゐる。拇指大ぼしだいの楷書である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)