扨置さておい)” の例文
アノ死骸の当人も矢張りそれだぜ詳しい所までは分らぬけれど何でも傍に喧嘩があったので手早く側中かわじゅうの有金を引浚ッてたとうとすると居合せた者共が銘々に其一人に飛掛り初の喧嘩は扨置さておいて己の金を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)