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我利我利
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がりがり
ふりがな文庫
“
我利我利
(
がりがり
)” の例文
あの子は、ちつとも仕合せでない。あなただつてさうよ。やつぱり、どこか、ずるいのよ。けちな、けちな、
我利我利
(
がりがり
)
が、気持のどこかに、ちやんと在るのよ。
火の鳥
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
子供は世の人々が言い
尊
(
とうと
)
ぶように無邪気なものと逸作もかの女も思っては居なかった。子供は無邪気に見えて、実は無遠慮な
我利我利
(
がりがり
)
なのだ。子供は
嘘
(
うそ
)
を言わないのではない。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
我利我利
(
がりがり
)
の
私慾
(
しよく
)
ばかりで、それを組合とか団体の力で自然にまもろうとするようになる。
魔の退屈
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
隙
(
すき
)
があればわがままをして、
我利我利
(
がりがり
)
を働きたがるものですから、うっかり敬重なんぞをしてごらんなさい、たちまち甘く見られて、何をしでかすか知れたものじゃありませんよ、政府は政府として
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
あの子は、ちっとも仕合せでない。あなただってそうよ。やっぱり、どこか、ずるいのよ。けちな、けちな、
我利我利
(
がりがり
)
が、気持のどこかに、ちゃんと在るのよ。
火の鳥
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“我利我利”で始まる語句
我利我利亡者