“我利我利亡者”の読み方と例文
読み方割合
がりがりもうじゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑魚ざこの餌食になろうとも、我利我利亡者がりがりもうじゃの手前たちの身代りになって沈めにかかるような、そんなお安いお角さんじゃないよ。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
反対に乙型の人間から見れば甲型の人々は積極的なようではあるが、また無用な勢力の浪費者であり、人の迷惑を顧みない我利我利亡者がりがりもうじゃのように見える。
蒸発皿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
殊に住んでいる場所が場所だけに、村の人々の気持と全然かけ離れた別人種扱いにされながらも、平気で我利我利亡者がりがりもうじゃに甘んじて、極めてヒッソリと暮しているのであった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)