懼怖おそれ)” の例文
二回も私がのがれたので、宗教裁判所は復讐ふくしゅうを急いでいた。そして懼怖おそれの王(6)とこのうえふざけているわけにはゆかなくなったのだ。部屋は前には四角形であった。
落穴と振子 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
家を失いて流浪しついには死するならんとの意である。「懼怖おそれの王」は死を指したのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「死の初子」とは死の生みし者の中最も力あるものの意にて、癩病を指したものであろう。十四節には「やがて彼はそのたのめる天幕より曳離ひきはなされて懼怖おそれの王のもとにいやられん」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)