ははか)” の例文
彼女は、藻抜もぬけのからの寝台の上に身を投げかけると、あたりははからずオンオン泣き出した。その奇妙な泣き声におどろいて、婦長が駆けつけてくる。朋輩ほうばいが寄ってくる。
柿色の紙風船 (新字新仮名) / 海野十三(著)