“慫名(うきな)” の例文
三代の仇(あだ)を重ねたる關東武士(くわんとうぶし)が野馬の蹄(ひづめ)に祖先(そせん)の墳墓(ふんぼ)を蹴散(けちら)させて、一門おめ/\西海(さいかい)の陲(はて)に迷ひ行く。とても流さん末の慫名(うきな)はいざ知らず、まのあたり百代までの恥辱なりと思はぬこそ是非なけれ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)