慄々ぞくぞく)” の例文
松岡は一つ一つの部屋を見廻ってあるいていると、末枯れどきのうそ寒さが慄々ぞくぞくと肌身に沁みついた、からだが震えて止りそうもなかった。
三階の家 (新字新仮名) / 室生犀星(著)