“感情(おもい)” の例文
無かった縁に迷(まよ)いは惹(ひ)かぬつもりで、今日に満足して平穏(へいおん)に日を送っている。ただ往時(むかし)の感情(おもい)の遺(のこ)した余影(かげ)が太郎坊の湛(たた)える酒の上に時々浮ぶというばかりだ。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)