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愈々
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イヨイヨ
ふりがな文庫
“
愈々
(
イヨイヨ
)” の例文
南家の姫の美しい膚は、
益々
(
マスマス
)
透きとほり、
潤
(
ウル
)
んだ目は、
愈々
(
イヨイヨ
)
大きく黒々と見えた。さうして、時々声に出して
誦
(
ジユ
)
する経の
文
(
モン
)
が、物の
音
(
ネ
)
に
譬
(
タト
)
へやうもなく、さやかに人の耳に響く。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
等しく大津の宮に愛着をお持ち遊した右の御方が、
愈々
(
イヨイヨ
)
、
磐余
(
イハレ
)
の池の草の上で、お命召されると言ふことを聞いて、一目見てなごり惜しみがしたくて、こらへられなくなりました。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
やゝ
蒼
(
アヲ
)
みを帯びた皮膚に、心もち細つて見える髪が、
愈々
(
イヨイヨ
)
黒く
映
(
ハ
)
え出した。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
愈
漢検準1級
部首:⼼
13画
々
3画
“愈々”で始まる語句
愈々益々