“惟新”の読み方と例文
読み方割合
いしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶長十六年の六月、隠居して惟新いしんといっていた島津義弘の命令で、はるばる呂宋ルソン(フィリッピン)まで茶壺を探しに出かけた。そのとき惟新は、なにかと便宜があろうから、吉利支丹になれといった。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)