恨気こんき)” の例文
読み下してゆくうちに、周瑜は恨気こんき胸にふさがり、手はわななき、顔色も壁土のようになってしまった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ううむ、いかなれば、かくは……」と、きばみ、恨気こんき天を突いて、まなじりも裂けよと一方を睨んでいたと思うと、如何にしけん関羽はがばと、馬のたてがみへうっ伏してしまった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、恨気こんき天をくものがあった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)