恐怖くふ)” の例文
「……菩提薩埵ぼだいさった、般若波羅蜜多に依るが故に、しん罣礙けげ無し、罣礙無きが故に、恐怖くふ有ること無し」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
次に『心経』に「罣礙なきが故に恐怖くふあることなし」とありますが、恐怖くふとは、ものにおじることです。ものにおびおそれることです。恐ろしいという気持です。つまり不安です。心配です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)