“罣礙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいげ50.0%
けげ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したがって、これからはどしどし御馳走が、一々滋味と化して私どもの血となり肉となってゆくのです。「菩提薩埵ぼだいさった般若波羅蜜多はんにゃはらみたに依るが故に、心に罣礙けいげなし」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
梵語ぼんごの原典では、「罣礙けいげなし」という所は「ひっかかりなしに動き得る」とありますが、何物にも拘束されず、とらわれず、スムースに、自由に働き得ることが、すなわち「罣礙なし」ということです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「……菩提薩埵ぼだいさった、般若波羅蜜多に依るが故に、しん罣礙けげ無し、罣礙無きが故に、恐怖くふ有ること無し」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)