恐々おそる/\)” の例文
僕は恐々おそる/\頭を上げて見た。広々とした大洋が向うの下の方に見える。その水はインクのやうに黒い色をしてゐる。僕は直ぐにヌビアの地学者の書いたものにあるマレ・テネブラルムを思ひ出した。
うづしほ (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)