“恋泊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こいどまり50.0%
コイドマリ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
屋久島の恋泊こいどまり村の藤兵衛という人が、松下というところで炭を焼くための木を伐っていると、うしろの方で人の声がした。ふりむくと、刀をさしたさむらいが、夏木立の青い日影を浴びて立っていた。
地球図 (新字新仮名) / 太宰治(著)
この島の恋泊コイドマリといふ村に藤兵衛といふ農夫があつたが、松下といふ所へ行つて炭を焼く木を切つてゐると、うしろで人の声がした。ふり向いてみると、大刀を帯びた男が手招いてゐる。