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怯々
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びく/\
ふりがな文庫
“
怯々
(
びく/\
)” の例文
事によつたら陳列所の品物全部を、根こそぎ買ひ取らうとでも言ひ出しはしなからうかと思つて、内心
怯々
(
びく/\
)
ものでゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
例のドレエフス事件の折などは、自分も進んでその関係者の一
人
(
にん
)
となつただけに、新聞記者に
捉
(
つかま
)
つて、大袈裟に畳み掛けた質問にでも
出会
(
でくは
)
しはしなからうかと
怯々
(
びく/\
)
ものでゐた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
侍医は
怯々
(
びく/\
)
もので言つて、円い
滑々
(
すべ/\
)
した頭を下げた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
々
3画
“怯々”で始まる語句
怯々然