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怜俐
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りこう
ふりがな文庫
“
怜俐
(
りこう
)” の例文
「本当に
笑談
(
じょうだん
)
じゃない」と云った小林はひょいと眼を上げて津田の顔を見た。津田はふと気がついた。しかし相手に何か考えがあるんだなと悟った彼は、あまりに
怜俐
(
りこう
)
過ぎた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
私
(
わたし
)
の判断を云いましょうか。延子さんはああいう
怜俐
(
りこう
)
な
方
(
かた
)
だから、もうきっと感づいているに
違
(
ちがい
)
ないと思うのよ。何、みんな判るはずもないし、またみんな判っちゃこっちが困るんです。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いかに
怜俐
(
りこう
)
なお延にも考える自由の与えられていないその
後
(
あと
)
は容易に出て来なかった。けれども結果は一つであった。彼女の頭は急にお秀から、吉川夫人、吉川夫人から津田へと飛び移った。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
怜
漢検準1級
部首:⼼
8画
俐
漢検1級
部首:⼈
9画
“怜”で始まる語句
怜悧
怜
怜悧者
怜悧相
怜利
怜羊
怜悧想
怜悧小僧
怜礼登毛