忍土にんど)” の例文
ここの世界は苦界くがいという、また忍土にんどとも名づけるじゃ。みんなせつないことばかり、なみだかわくひまはないのじゃ。ただこの上は、われらと衆生しゅじょうと、早くこの苦をはなれる道を知るのが肝要かんようじゃ。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)