御立座ごりゅうざ)” の例文
これなる堀口貞満も、おそらく一時の忿懣ふんまんにまかせ、御立座ごりゅうざのまぎわを騒がせたものと思われますが、無骨者ぶこつもの呶罵どばも、あわれと聞こし召されて、みゆるしあるよう、ひらにおわび申しあげまする。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……ま、ともあれ、早や御立座ごりゅうざをねごうてはいかがでしょうか
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)