御生涯ごしょうがい)” の例文
十二月の初めから御不予の御沙汰ごさたがあり、中旬になって御疱瘡ごほうそうと定まって、万民が平和の父と仰ぎ奉ったみかどその人は実に艱難かんなんの多い三十七歳の御生涯ごしょうがいを終わった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)