“御朋友（ごほうゆう）” の例文
書かせ給ふは何ならん、何事かの御打合（おんうちあは）せを御朋友（ごほうゆう）の許（もと）へか、さらずば御母上（おんはゝうへ）に御機嫌（おきげん）うかゞひの御状（ごでう）か、さらずば御胸（おむね）にうかぶ妄想（ぼうさう）のすて所（どころ）、詩か歌か。
軒もる月 (新字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)
「私よりは、貴方があの方の御朋友（ごほうゆう）でゐらつしやるとは、実に私意外で御座いますわ」
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)
「下に参つてゐるのは御朋友（ごほうゆう）なのでございますか」
金色夜叉 (新字旧仮名) ／ 尾崎紅葉(著)