御書ごほん)” の例文
其の夜から御奉行様のお居間には和漢の御書ごほんがたくさんに開かれましたが、皆「正」とか「義」とか申すむずかしい事に就いての御本だったように存ぜられます。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
「殿様のおせきの薬を、御書ごほんを取りのけるはずみに、ついこぼしてしもうて」
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)