“御政”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おまさ50.0%
おんまつりごと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「結構でないかね。ハハハハ。どうも困った男ですねえ、御政おまささん。あれほどわけがわからないとまでは思わなかったが」
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そうたよって来るなら、おれの云う事を聞くがいい。聞かなければおれは構わん。と云いやあ、むこうでもいやとは云われんです。そこでわたしが、御政おまささんだって、あんなに苦労してやっている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御世みよ御世の天皇の御政おんまつりごとはやがて神の御政であった、そこにはおのずからな神の道があったと教えてある。神の道とは、道という言挙ことあげさえもさらになかった自然おのずからだ、とも教えてある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)