御手向おんたむ)” の例文
いで御陵みさゝきのありと聞く白峯といふに明日は着き、御墓おんしるしの草をもはらひ、心の及ばむほどの御手向おんたむけをもたてまつりて、いさゝか後世御安楽の御祈りをもつかまつるべきか。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)