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御形見
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おかたみ
ふりがな文庫
“
御形見
(
おかたみ
)” の例文
その廚子の上には
経文
(
きょうもん
)
と一しょに、
阿弥陀如来
(
あみだにょらい
)
の尊像が一体、端然と
金色
(
こんじき
)
に輝いていました。これは確か
康頼
(
やすより
)
様の、都返りの
御形見
(
おかたみ
)
だとか、伺ったように思っています。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それから一月ほど
御側
(
おそば
)
にいた
後
(
のち
)
、御名残り惜しい思いをしながら、もう一度都へ帰って来ました。「見せばやなわれを思わむ友もがな
磯
(
いそ
)
のとまやの
柴
(
しば
)
の
庵
(
いおり
)
を」——これが
御形見
(
おかたみ
)
に頂いた歌です。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
形
常用漢字
小2
部首:⼺
7画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“御形”で始まる語句
御形
御形容