御廟子みずし)” の例文
御廟子みずしの裏へ通う板廊下の正面の、すだれすかしの観音びらきのが半ば開きつつ薄明うすあかるい。……それをななめにさしのぞいた、半身の気高い婦人がある。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)